藤原竜也さん主演のドラマ「全領域異常解決室」が、“神”展開となり話題となっています。
第5話で主人公の興玉雅(おきたま・みやび)は、自身のことを「神」だと告白しました。
名前からも推察できるように、興玉は「興玉神(おきたまのかみ)」。別名では「猿田彦大神」とも呼ばれています。
また、猿田彦大神の妻はアメノウズメ。広瀬アリスさん演じる雨野小夢と名前も似ているので、深い関わりがありそうです。
ゼンケツメンバーは、おそらく全員“神”。
八百万の神々の中で、それぞれ一体何の神なのかも気になるところですが、本記事では主に興玉雅=興玉神(=猿田彦大神?)についてまとめました。
【全領域異常解決室】興玉雅の正体は興玉神(おきたまのかみ)
興玉雅は興玉神(おきたまのかみ)
全領域異常解決室の興玉雅(おきたま・みやび)は、異常なまでの知識、記憶力や洞察力を兼ね備えた超常現象のスペシャリスト。
八百万の神々は人間の姿をして何度も新たな人生を繰り返し、今もこの世界で暮らしている。
人智を超えた能力を持つ者もいて、それによって起こした不可思議な事件を、人間に気づかれないように丸く収めるのが全領域異常解決室の役割だった。
と、興玉は説明しています。そしてゼンケツメンバーたちは全員「神」だということが判明しました。
追記:物語が進むに連れ、興玉雅は自身を「興玉神」と告白。その後さらに興玉神を装い、実は天石門別神(アメノイワトノワケノカミ)ということがわかりました!
興玉神とは?
興玉神(おきたまのかみ)は、導きの神で、人々が正しい道を歩めるように助ける神です。
悪いものを祓い、魂を清めて甦らせる力を持つとされています。また、土地の守り神として災いや不幸を取り除き、地域を守護する存在です。
興玉神は、伊勢の二見興玉神社をはじめとして、伊勢神宮の皇大神宮(内宮)の御垣内(みかきうち)にも祀られています。
伊勢神宮
伊勢神宮では、内宮の守護神として「興玉神」が祀られ、三節祭という伝統的な祭りの際には、奉仕者が興玉神への祈りを捧げ、無事を願う儀式が行われます。
二見興玉神社
二見興玉神社では夫婦岩の近くに遥拝所(遠くから拝む場所)があり、ここから興玉神を拝むことができます。
二見興玉神社は、興玉神と猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を同一神として祀っており、道開きや厄除けの神として多くの参拝者に親しまれています。
サルタヒコやアメノウズメとの関係は?
「全領域異常解決室」では、
- 芹田正彦=猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)…道案内の神
- 雨野小夢=天宇受売命(あめのうずめのみこと)…芸能と舞の神
です。
興玉神は猿田彦大神の別の呼び名で、二見興玉神社では同一神として祀られていますが、ドラマ内で興玉と芹田は別々の人物。
得てして神話においては、古事記や日本書紀などの書物や時代、神の側面や役割に応じて様々な別名で呼ばれることもあるので、あまり整合性を求めすぎない方がいいかもしれません・・・。
ちなみに、神話では天宇受売命は猿田彦大神の妻となります。
ドラマでは、芹田が道案内をしていることや、雨野に対して好意を持っていることにも神話とリンクしています。
しかし、興玉雅の「みやび」という名前は、天宇受売命の別名「宮比神(ミヤビノカミ)」からきているとも考えられ、しかも興玉神と宮比神は同じ伊勢神宮の内宮に祀られています。
「興玉雅 × 芹田正彦 × 雨野小夢」この3人の関係性が、神話とどのようにリンクして、どのように物語が進んでいくのか、非常に興味深いですね!
まとめ【全領域異常解決室】興玉雅は何の神?正体は興玉神(おきたまのかみ)
藤原竜也さん演じる興玉雅の正体、「興玉神(おきたまのかみ)」についてまとめました。
まだドラマ内では興玉本人の口からは明かされていませんが、ほぼ間違いないでしょう。
他の神々についても、今後調査してレポートしていきたいと思います。
コメント