昭和30年代の端島(軍艦島)を舞台とした神木隆之介さん主演ドラマ「海に眠るダイヤモンド」が話題となっています。
現代の東京と過去の端島のストーリーを同時に描き、その二つがどのように繋がっていくのか、視聴者たちは興味津々です。
第一話で、物語のキーパーソンであるいづみ(演:宮本信子)の「戻れないあの島・・・」というナレーションとともに流れた小さな船に乗るリナ(演:池田エライザ)と赤ちゃんの映像。
あの赤ちゃんは一体誰なのか、誰の子供なのか、現代の東京でホストをする玲央の父なのか?と、世間では考察する声が広がっています。
この記事では、あの赤ちゃんの正体を時系列で整理して考察してみたいと思います。
【海に眠るダイヤモンド】時系列と登場人物の年齢など
ものがたりの時系列と、登場人物の年齢などを整理してみると、赤ちゃんがリナに抱っこされて船に乗っていたのは、1965年。
2018年東京の舞台で、50代くらいの登場人物は次の通りです。
- いづみの長女・鹿乃子
- いづみの長男・和馬
- 鹿乃子の夫・雅彦
- いづみの秘書・澤田
ちなみに、俳優陣の実年齢は次の通り。
- 神木隆之介 31歳
- 清水尋也 25歳
- 杉咲花 27歳
- 土屋太鳳 29歳
- 池田エライザ 28歳
- 宮本信子 79歳
- 美保純 64歳
- 尾美としのり 58歳
- 宮崎吐夢 54歳
- 酒向芳 65歳
- 豆原一成 22歳
- 片岡凜 21歳
このように、実年齢と役の年齢には開きがあります。
特に神木隆之介さんは、物語の序盤の鉄平は23歳だったので、8歳くらい若い役を演じていることとなり、俳優の実年齢はあまり参考せずに、考察していきたいと思います。
リナが抱えていた赤ちゃんは誰?玲央の父?
1965年・小舟に乗っていた赤ちゃんは男の子
第1話でリナと小舟に乗っていた赤ちゃんは、顔しか写っていないので性別がわかりにくいですが、赤ちゃんは男の子。
もし物語上女の子の設定なら、あえて男の子の赤ちゃんタレントは起用しないでしょうし、自然に考えて男の子ということで間違いないでしょう。
1963年・リナが出産した赤ちゃんとは別人?
第6話でリナが妊娠・出産したのは1963年の夏。その時生まれた赤ちゃんの名前は、「誠」です。
この赤ちゃんは、第1話の1965年にリナと小舟に乗っていた赤ちゃんとは別の人物設定の可能性が高いです。
その理由として、1963年生まれの誠は1965年には2歳になっているはずですが、1965年にリナと小舟に乗っていた赤ちゃんはかなり小さい印象です(実際にタレントの脇坂寛太くんは1歳)。
年代と年齢が微妙に合わないことと、違う赤ちゃんタレントを起用していることからも、
- 第1話(1965年)のリナと小舟に乗っていた赤ちゃん
- 第6話(1963年)に生まれたリナと進平の息子の誠
この2人は、別の人物設定の赤ちゃんなのかもしれません。
赤ちゃんは誰:いづみの長男・和馬?
前述の年齢や性別だけで考察すると、現在登場している人物の中では、50代くらいである和馬という可能性もあります。
いづみの長男
池ヶ谷和馬(いけがや・かずま)
50代
IKEGAYA株式会社の役員
キクラゲが苦手
妻とは離婚し、息子と共に母いづみと同居している
母親であるいづみ(出水朝子)のことを大袈裟に心配している、人の話を聞かない、奥さんに逃げられた、200万の中古の車に乗っている(意外と庶民的?)、キクラゲが黒くて大嫌い・・・
とまあかなり個性的な性格ですが、この性格の特徴が案外、赤ちゃんや端島のエピソードの何かに繋がっているのかもしれません。
追記:第5話まで進んだところで、玲央といづみに血縁がないことがわかりました。和馬がいづみの実の子なのであれば、赤ちゃんが和馬という可能性はかなり低いですね。
赤ちゃんは誰:まだ登場していない人物?
あの赤ちゃんの成長後の姿は、2018年の舞台にはまだ登場していない?のかもしれません。
2018年の玲央は20代半ばくらい。年齢から推測すると、玲央は53〜54歳くらいになっている赤ちゃんの息子である可能性もあります。
いづみはウォーキングの最中に家出して、一週間ビジネスホテルに泊まっていたと、第一話で秘書の澤田が話していました。
いづみは玲央をずっと捜していて、なんらかの方法で玲央の手がかりをみつけ、ホストクラブのある界隈を一週間探し回っていたのではないでしょうか?
玲央が重要なキーパーソンであるのは間違いありません。
そう考えると、あの赤ちゃんが玲央の父親である可能性も十分にあり得ますね。
誠は玲央の父?
リナと進平は、物語が進むごとにいい雰囲気に。リナも進平も愛する人を亡くしているので、「もう誰も愛さない」と誓うものの、やはり惹かれあっていましたね。
❁ 日曜劇場 #海に眠るダイヤモンド ❁
— 10月期日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』【公式】 (@umininemuru_tbs) November 24, 2024
ご覧いただきありがとうございました!
【 第𝟓話 一島一家 】
リナ「ごめん。ごめんね…」
──𝐬𝐢𝐧𝐜𝐞𝟏𝟗𝟓𝟓⌛︎#斎藤工 #池田エライザ #第𝟔話は𝟏𝟐月𝟏日よる𝟗時放送 𓂃◌𓈒𓐍 pic.twitter.com/OHxg16kPIy
や○ざに追われているリナは島外に出られず、戸籍を取りにいけないことから、2人は婚姻届を出していません。
ということは、リナと進平の赤ちゃん「誠」の出生届も出せていない?無戸籍?の可能性も。
玲央は母親の姓「日下」を名乗っていることや、父親のことを、「会ったことない」「顔も名前も知らない」と言っていることもあり、「赤ちゃん=玲央の父」の可能性も高まっています。
「赤ちゃん=玲央の父」だと仮定すると、玲央は鉄平と血縁があるので、鉄平そっくりなのも不思議ではないことですね。
考察:赤ちゃんは急病?
1965年、リナが赤ちゃんとともに船に乗っていたシーンからわかることは、次の通りです。
- 通常の交通手段はフェリーなのに、なぜか手漕ぎ船に乗っている
- 薄暗い時間帯
- 背景に端島の建物の灯り
- 赤ちゃんの顔に赤い湿疹のようなものがある
端島が最終的に閉山したのは1974年。1965年は衰退期に入っていたものの、まだ3000人余りの人々が住んでいました。
それなのに、島から出るのにフェリーではなく小さな手漕ぎ船に乗っているのは、よほどの事情があったと考えられます。
赤ちゃんの顔に湿疹があるように見えるので、なんらかのアレルギーで、夜中に本土の病院に行かなくてはいけなかった?などの可能性もあります。
まさかキクラゲアレルギーではないとは思うけど・・・
考察:リナは赤ちゃんを連れて逃げた?
もともとリナは、博多のクラブ・フロリダから逃げて端島へやってきました。リナが端島にいることを嗅ぎつけたハヤブサ会(ヤ○ザ)の組員は、リナを始末するように小鉄を端島に潜入させます。
しかし、小鉄に襲われていたリナを助けに入った進平によって、小鉄は海に葬られてしまいました。
小鉄の消息がわからないとなれば、ハヤブサ会も黙ってはいないはず。
リナはさらにヤ○ザに目をつけられ、端島から逃げざるを得なかったのかもしれません。
リナが赤ちゃんと一緒に船に乗って端島から出て行っていたのは、1965年。
リナの年齢は明かされていませんが、鉄平たちと同年代だとしたら33歳前後です。
その事故では死者1名がでていますが、その事故がもし物語の中でも描かれるとしたら、主要な登場人物のだれかが亡くなってしまう可能性もあります。
といっても、主な登場人物の中で炭鉱員といえば、鉄平の父・一平か、兄・進平しかいません・・・。
リナの愛した人はみんな亡くなってしまう・・・とリナがこぼしていたことからも、物語の流れ的に、進平はその事故で亡くなってしまうのではないでしょうか・・・
1958年:ヤ○ザの小鉄がリナを追って端島にきて、進平に銃で撃たれてこ○される
1958年〜:リナと進平は愛し合うようになる
1963年:リナと進平が結婚
1963年:リナと進平の子供(誠)が生まれる
1964年:ガス爆発事故で進平は亡くなる
1965年:ヤ○ザに再びみつかって、リナは端島から逃げる?
という考察をしてみましたが、リナが1958年に小鉄にみつかってから、65年までの7年間もの間ヤ○ザに見つからなかったのは不自然です。
2018年のいづみの話によると、鉄平の行方はわからないとしていることから、鉄平は進平のかわりにリナと子供を守るために一緒に逃げ、そのまま行方がわからない状態なのかもしれません。
だとすると、リナと赤ちゃんを乗せた船を漕いでいるのも鉄平だったとも考えられます!
進平が亡くなったことで、母のハル(演・中嶋朋子)は鉄平に対して、「リナさんと一緒になり…」と言っていることから、もしかしたら鉄平はリナと共に生きているのかもしれません。
と考えると、この赤ちゃんは、リナと鉄平の子供?という可能性も考えられます!
まとめ【海に眠るダイヤモンド】リナが抱えていた赤ちゃんは誰?玲央の父?
「赤ちゃんの正体」については、エピソードが進むごとにいろいろな可能性も出てきています。
引き続き、考察を続けていきたいと思います。
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