【全領域異常解決室】芹田正彦も神!猿田彦大神(サルタヒコノカミ)とは?

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藤原竜也さんの主演ドラマ「全領域異常解決室」で、迫田孝也さん演じる芹田正彦が「猿田彦大神/猿田毘古神」だということがわかり話題になっています。

猿田彦大神/猿田毘古神(サルタヒコノカミ/サルタビコノカミ)は、導きの神として知られていますが、どのような神なのでしょうか?

芹田正彦との共通点など、ドラマのストーリーを踏まえながらサルタビコノカミについて詳しく紹介したいと思います。

目次
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芹田正彦は猿田毘古神(さるたびこのかみ)だった

迫田孝也さん演じる芹田正彦は、サルタビコノカミということがわかりました。

というか、ドラマをみていた視聴者のみなさんはもっと早く気づいていたと思いますが、第6話の中できちんと紹介されましたね。

デリバリースタッフの芹田さんは、猿田毘古神(サルタビコノカミ)。アマテラスの孫・ニニギのその一行が高天原から地上に降りてきた際、道案内をしたのがサルタビコノカミです。
「交通安全の神様」として知られ、そのためデリバリーの仕事をしながら街の安全を守っています。
特殊能力は道案内。目的地がどこだかわからなくても、依頼人が行きたい場所へ誘導することができます。

第6話の興玉のセリフ

芹田正彦は、第一話から「猿田彦珈琲」をデリバリーしにきたりと“匂わせ”的な行動をしていたので、芹田さん=サルタビコなのでは?と気づいた人も多かったようです。

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猿田毘古神(さるたびこのかみ)とは?

ドラマの中では、猿田毘古神(サルタビコノカミ)と言われていますが、古事記や日本書紀など書物によって、漢字が違ったり呼び方もいろいろあります。

  • 猿田毘古神(サルタビコノカミ)
  • 猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
  • 猿田毘古之男神(サルタビコノオノカミ)
  • 興玉神(オキタマノカミ)
    など

そして、サルタビコノカミは、「みちひらきの神」「導きの神」「交通安全の神」「道の神」「旅人の神」などと言われています。

「みちひらきの神」と言われるようになった理由

天孫降臨

サルタビコノカミは、「天孫降臨」の神話にも登場します。

天孫降臨とは、天照大御神の孫である邇邇芸命(ニニギノミコト)が、高天原(天上の世界)から葦原の中つ国(地上の世界)に降り立ったいわゆる「天降り」の神話。

天照大御神はニニギに地上を治めるように命じ、その天降りの際のニニギのお供に、天宇受売命(アメノウズメノミコト)などを従わせました。

その途中、道が多方面に分かれた場所「天の八衢(アマノヤチマタ)」に差し掛かったところで、ニニギ一行の前にサルタビコノカミが登場。

猿田毘古大神

「日本書紀」によるとサルタヒコは、

  • 鼻の長さは七咫(ななあた)=約126cm
  • 背の長さは七尺(ななさか)=約210cm
  • 目が八咫鏡(やたのかがみ)のように、また赤酸醤(あかかがち)=ホオズキ

のように照り輝いているという、怪しい風貌でした。

そのなかなか怪しいサルタヒコノ風貌に、不審に思ったニニギ一行は、何者かを確かめるためにアメノウズメを遣いに出します。

天孫降臨 Tensonkorin 日本国開闢由来記2

実は、ニニギが天から降りてくるというのを聞きつけたサルタヒコは、道案内をするために待っていたのです。

その後、ニニギを日向の高千穂まで安全に送り届けたことから、サルタヒコは正しい方向へ導く「みちひらきの神」「旅人の神」などとされるようになり、道祖神とも同一視されるようにもなりました。

また、ニニギは道案内のお礼として、アメノウズメに、伊勢に帰るサルタヒコに仕えるよう命じます(サルタヒコがアメノウズメに頼んだとされる説も)。

そして2人は夫婦となることになり、アメノウズメはサルタヒコの名を取って「猿女君(サルメノキミ)」と名前をかえました。

実は、八衢(やちまた)でアメノウズメがサルタヒコに正体を尋ねにいった際、アメノウズメは肌を晒して大胆な格好だったとも言われています。

そんな魅惑的なアメノウズメに、サルタヒコはぞっこんだったのかもしれませんね!

ゼンケツのドラマの中で、実はアメノウズメだった雨野小夢を見る芹田(サルタヒコ)は、複雑な気持ちを抱えつつ、安心したような、心配しているような愛ある表情が印象的でしたね!

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貝に挟まれ海で溺れる

ニニギ一行を無事に案内し伊勢の五十鈴川の川上へ帰り、阿邪訶(あざか)に住んでいたサルタヒコは、ある日海で漁をしていた時に、比良夫貝(ひらふがい)に手を挟まれ溺れるという神話もあります。

海に沈んでしまったサルタヒコは、命を落としてしまいます。

その時、

海に沈んでいる時に、底度久御魂(そこどくみたま)
猿田毘古神が吐いた息の泡が昇る時に、都夫多都御魂(つぶたつみたま)
泡が水面で弾ける時に、阿和佐久御魂(あわさくみたま)

これらの「三つの御霊」が生まれたともされています。

その三つの御霊は、阿射加神社(三重県松阪市大阿坂と小阿坂に所在)に鎮座しています。

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