【大河ドラマ】べらぼうのモデルは蔦屋重三郎!放送開始やあらすじなど基本情報!

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」のキャストが続々と発表されています。

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、吉原の貸本屋から始まり、「江戸のメディア王」となった蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の物語。

モデルとなった蔦屋重三郎とはどんな人物だったのでしょうか?

また、主人公・蔦屋重三郎を演じるのは横浜流星さんで、その他の登場人物やキャストも気になるところ。

本記事では、実在する蔦屋重三郎の紹介と、物語のあらすじ、主なキャスト情報、放送開始日など、基本情報をまとめました。

目次

【大河ドラマ】べらぼうのモデルは蔦屋重三郎!

蔦屋重三郎wiki経歴プロフィール

版元として出版物に登場した肖像画

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の主人公のモデルとなった蔦屋重三郎は江戸時代中期に実在した人物です。

名前:蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)
本名:喜多川柯理(きたがわ・からまる)
出生名:丸山柯理
生年月日:寛延3年1月7日(1750年2月13日)
没年月日:寛政9年5月6日(1797年5月31日)
職業:版元(出版人)

重三郎の生まれは吉原。父は、吉原関係の職に就いていたと考えられる尾張出身の丸山重助、母は廣瀬津与です。

東都新吉原一覧 歌川広重(2世)

7歳の時に両親が離縁し、吉原で引手茶屋「蔦屋」を営んでいた喜多川氏の養子となります。

引手茶屋(ひきてぢゃや)とは
遊客を遊女屋へ送り迎えしたり、酒宴をさせたりする茶屋のこと。一流の遊女屋は、客を直接店にあげずに、必ずこの茶屋を通す風習。

重三郎は、引手茶屋を間借りして書店(貸本屋)を開店。

その後、吉原大門口間道の左側に書店を構え、鱗形屋から毎年発行される「吉原細見」の販売を始め、貸本屋以外のビジネスでも業績を伸ばし、また、吉原細見の編集にも抜擢され名を上げました。

吉原大門口間道に並ぶ店に重三郎の名前がある

吉原細見とは
吉原遊廓のガイドブック。遊女屋の一覧や、遊女たちの名前・階級・特徴などが掲載され、遊客が遊女を選ぶ際の参考にされた。また、吉原の地図や風景、遊郭内の規則なども含まれ、吉原の全体像も紹介。

1783年(天明3年)、重三郎が33歳の時に独立して日本橋に進出。

洒落本、黄表紙、狂歌本、絵本、錦絵を手がけて成功し、浮世絵では喜多川歌麿の名作を世に送り出し、栄松斎長喜、東洲斎写楽などを育て、また、鳥居清長、渓斎英泉、歌川広重らの錦絵を出版しました。

しかし、老中・松平定信による「寛政の改革」により風紀取締りも厳しくなり、山東京伝の書物が摘発され、重三郎も財産の半分を没収されるという処分を受け、商売を縮小。

松平定信

その後も幕府に目をつけられていた重三郎ですが、権力に屈せず、寛政6年(1794年)、無名であった浮世絵師・東洲斎写楽の「役者絵」を出版。それが人々に衝撃を与え大ブームとなります。

そして重三郎は、寛政9年(1797年)5月6日、江戸患いの「脚気」で、48歳で亡くなります。

現代のTSUTAYA(蔦屋書店)との関係は?

資料写真:yu_photo / Shutterstock.com

蔦屋といえば、蔦屋書店(TSUTAYA)を思い浮かべる人も多いでしょう。

蔦屋書店(TSUTAYA)の創業者は、増田宗昭さん。蔦屋重三郎の子孫ではありません

増田宗昭さんの祖父は、「蔦屋」という屋号の置屋を営んでいました。

置屋(おきや)とは
遊女や芸者などを抱えておいて、揚げ屋、茶屋、呼び屋などの注文に応じて、遊女・芸者を差し向ける店。遊女屋ともいう。

蔦屋書店(TSUTAYA)の名は、増田宗昭さんの祖父の置屋「蔦屋」から取り、また蔦屋重三郎にあやかって名付けられたとの説もあります。

しかし、1999年までの社内教育用の書籍には「祖父の置屋が名前の由来」とだけあり、蔦屋重三郎由来説は、置屋由来よりイメージがよいという理由から、後付けというのが事実です。

べらぼうのあらすじ

横浜流星さんが主演の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、蔦屋重三郎の波瀾万丈な生涯を、史実に沿って絵が描かれています。

江戸時代の中期、戦もない天下泰平の時代に、蔦重こと蔦屋重三郎は吉原の貧しい庶民の子に生まれます。

引手茶屋(ひきてぢゃや)の養子となり、吉原で貸本屋や編集や出版業を始め、33歳の時に「江戸のシリコンバレー」とも呼ばれる?日本橋通油町にて店を構えて独立。

その後、「江戸のメディア王」と成り上がった蔦屋重三郎。喜多川歌麿、山東京伝らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出します。

しかし寛政の改革で、幕府からの執ような弾圧を受けるようになり、そして脚気を煩い命の限りが迫るなかで、前代未聞のエンターテインメント「写楽」を仕掛けます。

べらぼうの主要キャスト紹介!

蔦屋重三郎の生涯がざっくりとわかったところで、ドラマ「べらぼう」に出てくる登場人物のキャストか気になってきますね。

では、気になる主要キャストを紹介したいと思います。

蔦屋重三郎(横浜流星)

主人公。吉原で生まれて「江戸のメディア王」と成り上がる。貸本屋から始まり版元となり、喜多川歌麿、山東京伝らを見出し、謎の絵師・東洲斎写楽を世に送り出す。

田沼意次(渡辺謙)

老中。幕政の中核を担い、商業重視の政策に方針を大転換。商人を中心に江戸は好景気に沸く。自由な気風の中で文化が花咲く。

田沼意知(宮沢氷魚)

田沼意次の嫡男。

喜多川歌麿(染谷翔太)

鳥山石燕のもとで絵を学び、その後、蔦重と出会う。蔦重と浮世絵の美人画を仕掛け、その才能を一気に開花。美人画の名手として知られている

鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)

蔦重に商売の基礎を指南する。しかし蔦重が本格的に本屋業に乗り出すと、ライバル関係となる。

花の井/五代目瀬川(小芝風花)

蔦重の幼なじみで “伝説”の遊女。

てい(橋本愛)

蔦重の妻。本屋の娘で謹厳実直で控えめな女性。蔦重とていはお互い相容れない存在だったが「本を愛する」という点については共通しており、それが二人の絆となる。

田安賢丸/松平定信(寺田心)

田沼意次の失脚後に老中となり、寛政の改革を行う。風紀を厳しく取り締まり、蔦屋重三郎に厳しい処分を科す。

平賀源内(安田顕)

発明家であり、本草家、戯作者、鉱山開発者、先進的なアイデアを次々と思い浮かべては成功と失敗を繰り返す。蔦重も、平賀源内に仕事の依頼をしようと試みる。

べらぼうの放送開始は?

「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜(べらぼう つたじゅうえいがのゆめばなし)」は、2025年(令和7)1月5日(日曜日)午後8時から放送開始です。

NHK総合
日曜 20:00〜20:45
翌週土曜 13:05〜13:50

NHKBS
日曜 18:00〜18:45

BSプレミアム4K
日曜 12:15〜13:00
日曜 18:00〜18:45

まとめ【大河ドラマ】べらぼうのモデルは蔦屋重三郎!放送開始やあらすじなど基本情報!

2025年大河ドラマ、「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎について、そしてキャストやあらすじなどの基本情報をまとめました。

「光る君へ」の平安時代から、「べらぼう」の天下泰平の時代が舞台となり、戦のない大河ドラマが二期続きますね!

ここ数年続いた戦国時代の大河ドラマに疲れた人には、心が休まり、そしてエンターテイメントたっぷりでワクワクするようなストーリーになるのではないでしょうか?

来年の大河ドラマも期待したいと思います。

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