横浜流星さん主演、2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で登場する謎の少年・唐丸(からまる)の正体について話題になっています。
唐丸は、主人公・蔦屋重三郎が引き取った身寄りのない少年。
唐丸については実在しない人物として描かれているのか、または、のちに登場するであろう謎の絵師・東洲斎写楽なのではないか?…などの考察がネットでも広がっています。
大河ドラマでは、出自のわからない歴史上の人物など、詳しくわかっていない部分をうまくフィクションと組み合わせて描かれることもよくあります。
いったい唐丸の正体は誰なのか、可能性のある重要歴史人物をまとめました。
【べらぼう】謎の少年・唐丸(からまる)とは?
渡邉斗翔さん演じる唐丸(からまる)は、明和の大火(明和9年/1772年)で火事の中で佇んでいたところを蔦屋重三郎に救われました。
記憶を失って自分のことがわからない唐丸は、蔦重に引き取られ行動を共にするようになります。
名前すら覚えていなかったため「唐丸」という名前は、蔦重が自分の幼名から取って名付けたもの。ちなみに蔦重の幼名は、柯理(からまる)といいます。
明和の大火は1772年、唐丸はみたところ12歳前後の年齢。
だいたい1760年前後の生まれと仮定すると、1750年生まれの蔦重とは約10歳くらいの歳の差がありそうです。
謎の少年・唐丸は、明和の大火の後も蔦重と行動を共にして商売のお手伝いなどをしていますが、なかなか聡明な様子。
唐丸くん、賢い(察し・理解が早い)#べらぼう
— 宗谷圭@1/19文フリ京都 い-10 (@shao_souya) January 12, 2025
世渡りの術を心得ている唐丸#べらぼう
— くろま (@kuroma_9) January 12, 2025
唐丸賢いし視聴者目線で助かる
— 朱野 (@akeno001) January 12, 2025
#べらぼう
また、物語では、唐丸が子供ならではの質問をして蔦重がそれに答えることで、わかりにくい歴史的な背景などで視聴者を置いてけぼりにせずスムーズに理解を促すという点でも重要な役どころだとも言えます。
今のところ謎だらけの少年・唐丸ですが、成長後は、「べらぼう」に欠かせない重要な人物として登場する可能性があります。
では、唐丸の正体はいったい誰なのでしょうか?
唐丸(からまる)の正体は写楽?考察やネットの声など
唐丸の正体?東洲斎写楽説
東洲斎写楽は、寛政6年(1794年)から寛政7年(1795年)にかけての約10か月間にのみ、145点余の作品を蔦屋重三郎の店から出版した浮世絵師。
短い期間にのみ役者絵を版行した後は忽然と姿を消し、出自や経歴なども謎多い浮世絵師として知られています。
斎藤十郎兵衛(東洲斎写楽?)
宝暦13年(1763年)生まれ
文政3年(1820年)没
斎藤十郎兵衛は、阿波徳島藩主蜂須賀家お抱え能役者で、八丁堀に住んでいたとされています。
唐丸と東洲斎写楽(斎藤十郎兵衛)の共通点
- 謎が多い
- 生まれた年が近い
- 蔦重と関わりが深い
視聴者の間でも、唐丸がのちの写楽ではと予測する声も多数あがっています。
べらぼう、唐丸がのちの写楽になるのでは??と思ってる
— おチャチャ (@sapphire_chacha) January 4, 2025
以前予告で唐丸らしき男の子が絵を描いていたシーンがあったから、彼が写楽になるのかな?
— 早川知佐*六龍堂 (@ROKURYUDO) January 5, 2025
蔦重が売り込んだ絵師の中で最も謎に包まれている存在。蔦重自身が写楽なんじゃないかという見解もあったっけ。
史実と史実の間の創作がべらぼうに上手い、我らが森下佳子さんがどう描くのか…✨#大河べらぼう
大河べらぼう見たけど結構面白い。光る君への平安から江戸へ飛んだなは良い意味で正解だったね。新鮮だった。
— ジョイ! (@z_nkb) January 5, 2025
写楽は謎の人物すぎて、エンタメ的には実は女だったとか色々と扱われて来たけど、今回あの炎を見てた小さい男の子が写楽になるんではと思った。唐丸君、思わせぶり過ぎない?#大河べらぼう
唐丸の正体?喜多川歌麿説
喜多川歌麿は、美人画で人気を博した浮世絵師。幼い頃は絵師・鳥山石燕のもとで絵を学び、その後蔦重と出会います。
蔦重は喜多川歌麿の才能を買って、二人三脚で次々とヒット作を世に送り出しました。
歌麿は上野・根津あたりに住んでいたとされていますが、その後に蔦重の家に身を寄せていたともされています。
喜多川歌麿
1753年(宝暦3年)生まれ
1806年10月31日(文化3年9月20日)没
唐丸と喜多川歌麿の共通点
- 蔦重と関わりが深い
- 蔦重と一緒に住んでいた
視聴者の間でも、喜多川歌麿説を予想する人もチラホラと見受けられます。
べらぼう1回に出てきてる唐丸くん、のちの写楽かなあと思ってたんだけど、遊女の捨てられ方を直接見てるってのでやっぱ歌麿になるんかな?(歌麿の幼少期は不明らしいのと、女性にすんごい拘りがある描き方をするので
— あづま_1/12インテ大阪・カ-48a (@gobu_azuma) January 11, 2025
わざわざああいうシーンに唐丸くんも一緒にいる時点でね
#べらぼう
— 蒼風 (@cangfen98338981) December 15, 2024
謎の少年唐丸は歌麿かしらそれとも北斎、写楽…?
歌麿の名前は確か本名は勇介だし、写楽は能役者だからな…やっぱり北斎かしら。
しかし、喜多川歌麿は蔦重の年齢が3歳くらいしか違わないこと、また、歌麿が幼い頃に鳥山石燕に絵を習っていたことがはっきりしているため、唐丸の正体とは考えにくいかもしれません。
ちなみに喜多川歌麿を演じるのは染谷将太さんです。
\#大河べらぼう🎊蔦重生誕祭❷/
— 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」1/5放送開始 (@berabou_nhk) February 13, 2024
蔦屋重三郎の誕生日を記念して、
未公開動画を一挙大公開!
喜多川歌麿役 #染谷将太 さんは、#横浜流星 さんとは初共演。
ワクワクな気持ちを伺いました👇 pic.twitter.com/Qmmu2KD1V5
唐丸の正体?葛飾北斎説
葛飾北斎は、「富嶽三十六景」などで知られる浮世絵師。
大胆な構図や色彩を用いた風景画や版画で世界的評価を得て、日本美術の象徴的存在です。
蔦屋重三郎は葛飾北斎の初期の支援者であり、版元として彼の作品を出版。特に北斎の絵師としての才能を見出し、活動の場を提供しました。
葛飾北斎
宝暦10年9月23日(1760年10月31日)生まれ
嘉永2年4月18日(1849年5月10日)没
北斎の出自を伝える確たる資料は見つかっていないとされていますが、江戸本所に生まれ、幼名を時太郎のち鉄蔵と名乗り、少年期は貸本屋の小僧として働いていたとされる説もあります。
唐丸と葛飾北斎の共通点
- 少年時代に貸本屋で働いていた!
- 蔦重と関わりが深い
- 生まれた年が近い
唐丸=北斎説については、かなり多くの視聴者の方が予測しているようです!
蔦重にくっついてる唐丸少年、誰になるでしょうね。
— 司史生@なんとか生きている (@tsukasafumio) January 13, 2025
一回りぐらい年下で貸本屋の小僧だったという説があるから、ひょっとして北斎?#べらぼう
渡邉斗翔君演じる謎の少年・唐丸が段々と絵の才能を発揮し、大人になって浮世絵師・写楽または葛飾北斎に化ける可能性はあるのかな?
— さかな🎏🍊@神楽坂🪭 (@kagura_sakana) January 13, 2025
写楽は能役者の斎藤十郎兵衛説が有力となってる昨今だから、北斎が濃厚かな?#べらぼう
化政文化テーマの大河やらないかなーと以前から思ってたからべらぼうは楽しみだ
— ケソ (@Ken_Arrozal) January 16, 2025
視点人物は知名度と寿命の長さと取材と称してどこにでも行ける点で北斎かなと思っていたが
蔦重にくっついてる唐丸少年ってもしかして幼少の北斎だったりする?
唐丸君が将来誰になるかいろんな意見が出てますが、個人的には北斎派かな。
— トミー-A (@a_imatomi) January 5, 2025
揺れる火を見ていたので、いずれ揺れる波を描くのかなと。#べらぼう
北斎は少年時代、貸本屋の丁稚(でっち)として働いていたというのは、唐丸との大きな共通点ですね!
唐丸の正体?曲亭馬琴(滝沢馬琴)説
曲亭馬琴(滝沢馬琴)は、代表作「南総里見八犬伝」で有名な戯作者/読本作者です。
馬琴は下級武士の家に生まれ、父亡きあとは職や主家を変えながら転々とし、占い師や俳諧師、医師見習いをしながら放浪生活を送っていました。
25歳の時に蔦屋重三郎に見込まれ、武士の身分を捨てて、手代として雇われることとなりました。
曲亭馬琴(滝沢馬琴)
明和4年6月9日(1767年7月4日)生まれ
嘉永元年11月6日(1848年12月1日)没
唐丸と曲亭馬琴の共通点
- 蔦重と関係が深い
- 蔦重に雇われていた
唐丸が馬琴になるのではという予測もする視聴者もチラホラ!
唐丸が滝沢馬琴になるの?
— 蛍 (@hooxx) January 5, 2025
先週放送のあと、唐丸くん馬琴説を見ておもしろいなと思ったけど馬琴てわりと生い立ちが詳細にわかってるようで、だとしたらどう捩じ込むのかさらにおもしろい
— ナナコ (@nor_775) January 12, 2025
べらぼう、めっちゃ面白いやんか。ため息出るほど江戸。葛飾応為の光と影の雰囲気が動いてるの、ゾクゾクするな。
— むい (@Wuweiium) January 12, 2025
え、待って。この時代…もしかして曲亭馬琴が出るのか…!え…唐丸じゃないよね…蔦屋の手代に雇ったってあるけど…。私の青春!曲亭馬琴!!
唐丸は1760年前後生まれ?であるのに対して、馬琴は1767年生まれのためかなり若い設定となります。
そして馬琴は、武家出身で出自がはっきりとしているため、唐丸が馬琴説はすこし苦しいかもしれませんね。
おまけ:唐丸の正体?キツネ説
謎の存在である唐丸は、実は狐(キツネ)なのではないかという説も?!
べらぼう1話2周目、唐丸の正体が誰かみたいな考察いろんな人物挙げられてるけど、前に白狐魔記を読んでたせいかどうも狐なんじゃないかなーなんて考えちゃう
— みらこ (@miraco_____) January 13, 2025
白狐魔丸は人間に化けていろんな時代を巡ってきたけど、唐丸も蔦重のこれまでとこれからを見守ってく存在なのでは?とか…
ナレーションを担当している綾瀬はるかさんは、吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)の狐の設定なだけに、唐丸も狐では?という説も捨てきれません!
第一話、明和の大火のシーンで、蔦重は九郎助稲荷の祠を背負って非難していたところへ唐丸がふらっと現れます。
案外、狐の精霊だった可能性もありますね!!(笑)
まとめ【べらぼう】唐丸(からまる)の正体は写楽?考察やネットの声も
べらぼうに登場する謎の少年、唐丸(からまる)の正体について詳細をまとめました。
物語が進めば、徐々に正体が絞られてきそうですが、今のところ、東洲斎写楽または葛飾北斎が有力候補でしょうか!?!?
今後の展開を楽しみにしたいと思います。
コメント